那田蜘蛛山:蜘蛛の鬼/バトル開始4巻
那田蜘蛛山の母鬼
那田蜘蛛山で最初に登場した鬼。妖艶な女性の姿をしている。糸を使って人間を操る血鬼術を持つ。
元は幼女の鬼だったが、累の命令で容姿を変えて大人の女性の姿になっている。そのため、累の要求に応えきれないことが多く、「父」に暴力を振るわれ恐怖で支配されていた。度々元の幼女姿に戻る為に累にも虐待されており、母とは名ばかりで、家族で一番立場が低い。
那田蜘蛛山に入った鬼殺隊を操り同士討ちさせていたが、伊之助に位置を把握されたのち、炭治郎によって首を切られる。その際、累から解放されたい思いから一切の抵抗をせず、自ら首を差し出したことで、炭治郎に「伍ノ型・干天の慈雨」で情けを掛けられた。炭治郎が自分に向けた優しい眼差しから人間だった頃は幼女であり、今際の際には母親と思われる女性に愛情を受けていたものの、彼女を食い殺してしまったらしき事を回想している(しかし他の鬼と同様、人間時の記憶は今や薄れており、それが誰なのか思い出せないままであった)ことを思い出し、死に際に十二鬼月がいると注意を促しながら痛みのない穏やかな死に安らかに消滅した。